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橘 孝博*; 山田 勝美*
JAERI-M 87-122, 56 Pages, 1987/08
崩壊熱の評価のために重要な崩壊半減期、線平均エネルギー、および線平均エネルギーを、改良された崩壊大局的理論を用いて計算した。まず大局的理論の改良点を述べ、次に陽子数Zが26から65まで、中性子数が(147/92)Z+6以下の崩壊核種のうちQ値の小さいものを除いて、崩壊半減期、線平均エネルギー、および線平均エネルギーを求めた。結果は表にまとめてある。さらに、モデルに含まれるパラメータ計算結果にどのように依存するかを示す図を与えた。
金子 義彦; 山下 哲行; 篠原 慶邦; 大部 誠; 秋濃 藤義; 片桐 正樹; 島崎 潤也; 大野 秋男; 大山 幸夫; 伊勢 武治
JAERI-M 86-125, 240 Pages, 1986/08
昭和60年度における原子炉工学部の研究活動状況をとりまとめた。原子炉工学部の研究は、多目的高温ガス炉および高転換軽水炉の開発、核融合炉の開発、および動燃事業団による液体金属冷却高速増殖炉の開発に密接に関連するものが多い。核デ-タと群定数、炉理論とコ-ド開発、積分実験と解析、核融合ニュ-トロニクス、遮蔽、原子炉計表、炉制御と異常診断、原子炉解体技術、および炉物理に関する研究委員会活動の各分野にわたり当該年度に得た多くの成果を述べている。
山口 方土*; 多田 栄介; 斉藤 博一*; 島本 進
JAERI-M 85-108, 24 Pages, 1985/08
超臨界圧ヘリウムによる強制冷凍方式は、超電導コイルの機械的強度等に優れており、核融合炉用超電導コイルに必要不可欠な冷凍方式である。本報告は、強制冷凍型超電導コイルの熱的安定性を理論的に解析する計算コード「ALFHEII」に関するものであり、安定性基準を定量的に把握することができる。
五明 由夫*; 田島 輝彦; 佐竹 徹*; 水野 正保*
JAERI-M 7405, 17 Pages, 1977/11
トカマク型装置第1壁材料としてのモリブデンについて、酸素および水素ガスとの反応を利用して、表面不純物を除去する方法を調べた。モリブデン温度500Cの状態で、1Torrの酸素に続き、0.1Torrの水素と反応させることにより、表面不純物が、1/3~1/4に減少した。この処理は、第1壁表面の吸着質が原因となっているプラズマ中の不純物を、低減する可能性を有することが分った。
古川 和男
金属物理セミナー, 2(3), p.177 - 184, 1977/03
溶融塩技術は、液体金属技術と比べても材料共存性、科学的安定性などのほかに、その特性が古典的理論でよく推測できるところに大きな利点をもっているといえるであろう。また、その応用例として、すでに知られているMSBRのほかに、新しく考えているものとして、Acinoide専焼炉としての溶融塩高速炉の提案、トリチウム生産炉としての改造MSBR、核融合炉ブランケットへの応用、LiF-BeF系溶融塩の溶融珪酸塩構造・物性研究への応用、そして、飛行船用エンジンとしての利用などを語ってある。
核融合研究部; 大型トカマク開発部
JAERI-M 6926, 239 Pages, 1977/02
核融合研究部における昭和50年度の研究進行状況をまとめたものである。JFT-2、JFT-2a、プラズマ診断、運転技術、プラズマ加熱、表面現象、超電動磁石、理論解析、核融合炉、JT-60、JT-4に関する研究成果が述べられている。
牧野 正彦*; 安川 茂
JAERI-M 4883, 159 Pages, 1972/07
高温ガス冷却炉心における核分裂生成物の放出量を計算するのが本コードの目的である。本コードでは炉心を単一燃焼要素より成るモデルで取扱う。核分裂生成物が被覆燃料粒子から放出される過程、その放出された核分裂生成物が燃料マトリックス、黒鉛スリーブなどの各層を移行して一次冷却系へ放出される過程、さらに一次冷却ループを経て炉心に戻ってくる過程を計算する。対象とする燃料要素は、中実円筒要素、中空円筒要素、円環型燃料要素、ならびに球型燃料要素である。核分裂生成物の放出挙動を被覆燃料粒子体系と燃料要素体系に大別して取扱い、各々の体系で-崩壊による消滅、濃度拡散、熱拡散による移動、反跳移動、核分裂による生成、および先行核の-崩壊あるいは中性子捕獲に起因する生成の諸過程を取り入れて、径方向一次元・非定常拡散問題として核分裂生成の濃度分布を解いている。核分裂生成物は炉内において中性子捕獲、崩壊、などの反応を起すため、異なる核種を同時に評価する必要がある。本コードでは、核分裂生成物濃の空間分布を求めることに主眼が置かれているが、親-娘核種の結合計算も可能にしている。